初海外旅行でロスアンゼルスに行った時の出来事

アロハー!前回の日本語ブログではわたしのサービス、ヒーリングリーディングとは何かについて説明したので、今回は自己紹介も兼ねつつ、わたしの初めての海外旅行談をしようと思います。

何故、初海外旅行の話かと言えば、先日ふとしたきっかけで、その旅行のエピソードを色々と思い出したから。所謂『何もかも新鮮!!』という、あの二十年前(!)の感覚から随分と遠くまで来たなぁと、しみじみしつつも、ついこの間のことのようでもあり。

関東っ子
なりこれふあ(Nalikolehua)というのはわたしのハワイアンネームですが、生粋の日本人です。神奈川県の百合ヶ丘で生まれ、茨城県の土浦と千葉県の柏で育ち、三鷹・荻窪近辺に住みつつ十年間東京で働いた後、五年前にインドのムンバイ(かつてのボンベイ)に移住し、現在に至ります。

海外への憧れ
小さい頃からなぜか海外に魅かれて、中学校で初めて英語の授業が始まったときには、宿題以外にもラジオ講座を聞いたりして、すごくわくわくしてました。大学は工学部に進み、英語の授業は三年目以降必修ではなかったけれど、四年生の最後まで英会話や英語の授業はとり続けました。情熱に対して成績は大してよくなかったけれど、とにかく英語を勉強し続けることを使命のように感じていて、好きなことも趣味も色々ある中、したいことを一つだけ挙げろと言われれば、それはいつも英語が生で学べる海外旅行でした。

初めての海外旅行はサンフランシスコ、ロスアンゼルス
大学に入ってからアルバイトをしてお金を貯めた二年目の夏、アメリカ西海岸、サンフランシスコ、ロスアンゼルスへの旅が、初めての海外旅行に。もともと集団行動が苦手で、一週間、ツアーではなく高校時代の親友と二人で行きました。が、なんとその親友は、サンフランシスコからロスに移動したばかりの日に、突然、ユタ州にあるかつてのホストファミリー宅へ訪れたいと言いだし一人ユタへ!(ユタとロスは約900キロ離れていて、飛行機移動です。)わたしにも「一緒に行こうよ!」と誘ってはくれましたが、初めての海外旅行で、しかもロスのハリウッド大通りーあのハリウッド俳優のサインや足型が刻まれた星型ブロックタイルで有名な通り沿いのホテルに着いたばかりで、これから・··!という時に、誰もわざわざユタには行きません・・(よね?)、ロスに一人残りました。(その親友は母親に電話で旅程の変更を報告したところ、わたしを一人ロスに放置したことについてこっぴどく怒られていました。)

ユニバーサルスタジオだけは一緒に行ってくれた友人をユタへ送り出した後、一人きりの時間が始まりました。

(映画にもよく登場する)グリフィス天文台
ホテルのベルボーイにタクシーを呼んでもらうのすら緊張していて、ガイドブックの後の方に付いていた『便利な英会話』から、タクシーを呼んでもらう言い回しをそのまま暗記して使いました。
初日の目的地はグリフィス天文台。(小さい頃から星が大好きで、中学生の頃は、りぼん掲載漫画「星の瞳のシルエット」にはまり、大学のときには天文研サークルに入っていました。)タクシーの運転手さんに行き先を告げると、『グリフィス天文台って、天文台のある山の麓まで行けばいいのか、それとも頂上までなのかどっちなんだい?』と聞かれー質問の内容はすべてが終わってからの推測によるものー英語がよく分からなくて曖昧に返事をしていたら『おい!分かってもいないのに適当に「イエス」とか言うんじゃないよ、まったく!』と怒られ、しかし怒られたところでよく分からず・・。運転手さんは気を効かせてくれたのか、天文台まで行きたくなかったのか未だに謎だけれど、山の中腹まで連れて行ってくれました。
タクシーを降りた地点から、隣の山のハリウッドサインを眺めつつ、徒歩で天文台へ向かう途中、今度はハイキング中の(当然だけど)初めて会う人たちから『ハロー!』といきなり声を掛けられすごく驚き、しかも緊張し過ぎて挨拶を返せなかったことに自己嫌悪。でも次は絶対に返事するぞ!と意気込んだ結果、無事にそれは達成出来て大満足。(たった一言「Hello!」だけなんだけど。)

Griffith Park
自分で撮った写真が手元になく残念ですが、代わりにグリフィス公園の素敵な写真をこちらの記事(英語)から拝借!(写真転載許可を頂きました。)奥に見えるのがダウンタウン、その手前、くねくね道の先にあるのが天文台。Photo courtesy of Everywhereonce

天文台でプラネタリウムを観たあとは、行きと同じタクシーで帰途へ!となる予定が、約束の時間になってもタクシーは来ませんでした。ただ天文台の場所は夕日を観るスポットとしても有名で、その時はちょうど日が暮れ始めた時間帯。これは好都合とばかりに夕日に染まる街並みをしっかり満喫。が、気づけば約束の時間から一時間以上過ぎてもタクシーは来ない事実に焦り始め、あたりが暗くなるにつれて、不安は募るばかり。慌てて慣れない公衆電話からタクシー会社へ必死に電話をするも、やはり英語が通じていないのか待てと暮らせどタクシーは来ず。・・ここはロス!人気がなくなる前に何とかしなくては!!と、パトロールに来ていた警察官に半泣き状態で事情を説明したら、天文台の人にタクシーを呼ぶよう話しをつけてくれ、天文台の人が「GREEN AND WHITE!(緑と白)」と身振り手振り『上半分が緑で下半分が白のタクシーが来るから!』と、幼稚園児に送迎バスの説明をするかのように、丁寧に説明してくれました。辺りはすっかり真っ暗闇。無事タクシーに乗り込んだときには、本当に胸をほっとなでおろしました。

A horse overlooking the Hollywood sign
上の写真同様、ハリウッド・サインと綺麗な馬の写真をこちらの記事(英語)から拝借。(写真転載許可を頂いています。)Photo courtesy of Everywhereonce

アメリカ人の家族と一緒にアトラクションを楽しむ
別の日には、スヌーピーのキャラクターで知られる、ナッツベリーファームの遊園地へ行きました。(父が海外出張先で、一人で遊園地に行ったと聞いたときには驚いたけれど、よく考えたら自分もしていた・・。さすが親子!)
そこでは、乗り物アトラクションで並んでいる時に、自分の前に並ぶ家族が、連れのいないわたしを見て(五、六人の乗り物のときに)何度となく『一緒に乗ろうよ!』と声をかけてくれたこと。アメリカ人はフレンドリーと聞いてはいたけど本当なんだ!と、単純に感動しました。

そんなこんな色々ありながらも、一人でなんとか観光している自分に得意になっている頃、リトルトーキョーへラーメンを食べに行った後の、忘れられない出来事があります。

バスケットコートからの警告
油断は禁物、と警備中のお巡りさんの立ち位置を用心深く確認しつつ、その側で地図を拡げて次の行き先を思案。でも特に何も浮かばず、せっかくだから街歩きをしよう!と、歩き始めた私。二つか三つ先のブロックに差し掛かったときです。ブロックの一角にあったバスケットコートで一人練習をしていた、十歳位の痩せた黒人少年がわたしの姿を目に留めるや否や、すごい剣幕で『!@#$%^&*+!?!?』と何かを叫びました。もちろん一語たりとも彼の言葉は聞き取れなかったけれど、一瞬にして全身の血の気がサッと引き、元来た道を全速力でーさっきのお巡りさんがいるところまでー戻りました。心臓はバクバクしっぱなしで、その後はしばらく放心状態。

ロスでは危険なブロックと安全なブロックが通り一本隔てるだけで変わるから注意するように、と初日に観光案内所で言われていたので用心していたつもりだったけど・・。危険な区域に足を踏み入れかけていても、まったくそれに気づかず、呑気に散歩してしまった自分。警告の声を発してくれた少年に心から感謝しつつ、深く反省。何か起きてからではなく、何も起きないままに、とても重要な事ー(少なくとも銃社会ではない)安全な日本では得られなかったであろう、身の危険を身体で察知する感覚を研ぎ澄ます事の重要性ーを教えてもらいました。

あれから二十年経っても、海外旅行中に心臓を鷲掴みされるような恐怖心をあおられたのは、後にも先にもこの時だけ。良い教訓とはまさにこの事、という経験でした。

インターネットの普及で情報が氾濫する今の時代。見知らぬ土地だろうとどこだろうと、現地の情報を簡単に手に入れることができるようになったけれど、だからこそ、頭の中だけの情報を鵜呑みにせず、肌で感じ取る感覚や、直感を研ぎ澄ませておくことがより大切になっている気がします。

そして旅には色々な要素があるけれど、初めての海外旅行で人という要素はそれなりの重みを持っていることに気づかされ、今振り返ると、この初海外旅行が、自分にとって人との交流に関する価値観を変えた、分岐点だったかも知れないなと思います。


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