自分らしく生きる、本来の自分に還る、to be yourself 、ありのままの自分でいる-
スピリチュアルなお題目としてよく取り上げられるこれらのフレーズを改めて考察する機会が訪れたことと、世間が何かとざわざわしている今、ニュースやメディアに振り回されることなく、自分らしく振舞えているかどうかを振り返るよい機会とも思えるので、今日はそのことについて書いてみました✨
スピリチュアルジャーニーというのは to be yourself に帰すると思います。
この地球に生まれてきた役割を果たすために、わたしたちは自分らしく生きることが必要です。そういう意味で、本来の自分に還ることは大事なこと-でもそれはなかなか骨が折れることで、生きている間終わるところを知らないネバーエンディングストーリー。どういう物語を紡いでいくのかは、本人の考えと志に依るところが大きい-
そして人生には、どう転んでも、明るい側面と暗い側面があります。幸せや喜びをハートで感じられる瞬間があれば、真っ暗闇の中からどうにかして這い出さなければいけない、という時もあります。
自分らしくいることも、簡単にやってのけられるときと、全然単純に片付けられない時があります。後者のときには、その辛い時間が永遠に続くような気すらします。

それでも辛抱強く取りくみ続けていくと、自分らしくいられる時間がだんだんと増え、充実感をより感じられるようになって、少なくとも死に際に後悔するような人生にはならないはず-
だから辛いときにも決してあきらめずに、自分らしさを最期のときが来るまで、追求して欲しい-とわたしは願っています。
だから今日は、自分らしく生きるために、また自分らしくありつづけるために、必要なことを考えてみました。
1.想像力
今いる地点から「(より)自分らしい」方向へ進むためには、想像力を働かせ、何かを選択するときに、思い浮かべられるオプションの中から、自分にとってベター(マシ!)だと思えること・もの・考え方を選ぶようにしてみてください💫
少しの想像力で、自分の置かれた状況の見方や身動きのとり方に、必ず複数のオプションが生まれるはずです。

そして、その人らしさというのは多面的にとらえたいものなので、それを包括的に受けいれるための柔軟性をもつことも、自分自身に求めましょう☝️
自分はこういう人間だと決めつけずに、この先、今の自分の頭では想像もつかない「本来の自分」に出会う可能性があるということを、いつも忘れないでいるようにしてください✨
それから、自分らしく振舞うという中には、他人の気持ちをどう思いやるかも含まれますよね。想像力を働かせ、その時その時の状況で考え得る、自分なりの対応を探してみてください。
2.初めてのことをする
新しいことを体験すると、それに対する最初のリアクション含め、その経験を通して、自分の新たな一面を知ったり、それまで気づいていなかった自分の想いに気づく(または、改めて認識しなおす)ということが、比較的起こりやすいです💫
行ったことのない場所への旅行などは、そのわかりやすい例かも知れません。初めて会う人たちと自分の間に見つける共通点や相違点。それらを見つけたときに、自分の心は喜んだのか悲しんだのか-または羨ましかったのか-などを内省すると、さらに本心の発見につながります。
また誰も知らない土地に行ったときに、体が伸び伸びとする感じがするならば、それは普段、あなたが知っている人たちの前では、何かを抑えているということ。そういう発見も「本当の自分」を知る手がかりになります。

初めてのことは、新しい出会いをもたらすことも多く、それは新しい価値観に触れるチャンスです✨
新たな価値観はあなたの可動域をひろげてくれるかもしれません。またどのような経験や人が、あなたをより本来の自分へと近づけてくれるきっかけになるかわかりません。直感にしたがって新たな体験を重ねていってみてください。
3.自分らしくいることを、あきらめない
ちょっとややこしいかも知れませんが、「ありのままの自分でいる」というのは、「ありのままでいい」ということではありません。ありのままの自分とは、自分のハートに嘘をついていない自分、すなわち、それはこころに素直に生きていく、ということです⭐️
そしてこころに素直になるということは、普段から心がけていないと案外できていないものです。
自分の気持ちを素直に言わずに
「自分はひねくれた性格だから・・」
「シャイだから・・」
とか言い訳して過ごしていると、大事な場面で大切なひとに自分の素直な気持ちを伝えたかったのに、ちゃんと伝えられなかった・・と言うことが起きますよね。それと同じです。

だからまず、普段からこころを偽らない自分でいようとすること。そしてそれをあきらめないことが大切です。
そもそも自分らしくいるということは、意識していても、その意志をいつも行動へと反映させるということは大変なこと。小さなものから大きなものまで、様々な恐怖との戦いの連続で、くじけそうになるのはあたり前なのですが-自分のために-あきらめないでください。
🌈
自分らしく生きるということは、日々の中で自分らしい選択を繰り返し行っていくことだと思います。いちいちなかなか大変なことですが『この選択をしてよかった!』と思える瞬間があるので、わたしはめげずにこつこつと続けています。それぞれが自分らしく(!)頑張っていきましょうね⭐️
▶︎最後に(長い)余談です-
このブログ記事の内容は、聴いていた村上春樹の「騎士団長殺し」が終盤にさしかかった頃から、頭に浮かび始めました。
わたしは村上春樹さんが大好きで小説、対談、エッセイなど、大半を読んでいると思うのですが、「騎士団長殺し」は読む機会を逸していて、今回英語のオーディオブックで聴きました。彼の本を英語で読む気はまったくなかったのですが、英語リスニング力強化のためにオーディオブックを聴こう!と思ったとき、悩みに悩んだ末に選んだのは、結局「海辺のカフカ(Kafka on the Shore)」(村上春樹著)でした。物語の内容をあまり思い出せなかったし、ナレーターの声も気に入ったので、好きな作家のものでも大丈夫かな、と。そしてナレーションがよかったせいか、初めてのオーディオブック、とても楽しめました。
「騎士団長殺し(Killing Commandatore)」は日本語本で読んでいなかったので、英語で先に聴いてもよいものかすごく悩んだのですが、こちらもナレーターの声がよかったし、新しい物語を知りたい誘惑に負けてオーディオブックの二冊目に決定!そしてそれが大正解でした。
英語で聴きはじめて気づいた意外な発見は、日本語の本で読むよりも、物語がストレートに頭に入ってくるということでした。日本語の場合、わたしはとにかく村上春樹さんの文体が大好きで、音楽を聴くように読んでいるので、物語は二の次になっていたようです(歌で、詞よりもメロディーやリズムに魅了される感じです)。あとは多分、外国語のために感情移入する程度が若干減るせいかもしれません(それでもこわいシーンは音声だと音のパワーで怖さが増すこともあり、普通に聴いていられなくて-斜め読みするように-1.5倍再生して乗りきりました💧)。
そのため英語のオーディオブックは、小説の内容を少し客観的に眺められるというか、物語の筋、使用されているメタファーの意味や著者の想いが、言葉の裏側から聞こえてくるという、日本語の本を読んでるときにはなかったものを感じました。そして「騎士団長殺し」からは、強い魂のメッセージを受けとった気がしたのです。それがこの記事を書くきっかけになりました。
自分の小説を書く目的は「個人の魂が持つ尊厳を表面化させて、そこに光をあてるため」と言う、村上春樹さん。まだ読まれていない方-今まで読んでいないというのは、何か理由あってのことかも知れませんが、今更と思わずに-ぜひ読んでみてくださいね。
▷最後の最後に-ブログを楽しみにしてくださっている方々、なかなか更新できずにすみません。これからも書けるときに書いていきます。いつも読んでくださりありがとうございます。感謝しています。
❖
より自分らしく、有意義な人生を送りたい人のお手伝いをしています。一人で悩まずに、一度ヒーリングリーディングを試してみませんか?既にご利用になった方の声もご参考に!現在五種類のリーディングをご用意しています。
❖
⌳ Instagram と Facebook では、ブログアップデートの合間に一度、エンジェルカードのメッセージを更新しています。
⌳ こちらのページよりメールアドレスを登録していただくと、ヒーリングリーディングのブログ更新時に、記事がメール配信されます。
⌳ ブログランキングに参加しています。この記事が気に入った方は応援クリックいただけるとうれしいです↓✨今回「騎士団長殺し」を聴いていて、物語とは関係のないところで笑ったのは、村上春樹のトヨタ・プリウスに対する意見!(笑)。青いプリウスが身なりのいい美人女性の車として登場したのですが、巨大な真空掃除機にしか見えないとか、彼女の服装がプリウスのハンドルを握るにはファッショナブルすぎるとか、もう言いたい放題!初めての自分の車がイタリア車、というイタリア車に愛着を持っている人なので、気持ちはわかるけれど、ビシバシ鞭打ってて笑いました。何かそれにまつわる実生活でのエピソードでもあるのかなぁ😆