今日は、スピリチュアルな世界に傾倒した後に怪しげな、オカルト的な方向へと進まないために、気をつけたいことを書いてみます。
精神世界のことが「スピ」という呼び名を得たり、オラクルカードがめずらしいものではなくなるにつれ、あ、そっちじゃないよ!と思わずにはいられない方向へ流れてしまう人や、悪質なスピリチュアルビジネスに巻き込まれてしまう人の話を、より身近で見聞きするようになりました。
それで今日は、わたしなりに(そういうことが起きるのは)なぜかなぁ、と考察した結果を-素直な人や人を疑うことを知らない人、心優しく断るのが苦手な人などが、悪徳商法に引っかかったり、または間違った師を仰いだりしないことを祈りつつ-シェアします✨
従順者ではなく、探求者(seeker)でい続けること
精神世界の存在を知ったとき、取りがちな行動が、色々な人の言葉に触れた後、どれを信じればいいのかと情報を漁り、そしてどの人をフォローしようかと、自分以外の、自分よりも優れている(ように見える)誰かへとフォーカスを移してしまうこと。
そしてその結果として、その人の話を盲信してしたり、依存してしまったりすること-
でも自分が正しいと信じるもののありかを、自分の内側ではなく『外側』に求めることには、それなりに危険が伴います⚡️
スピリチュアルグル(師)とかマスター(指導者)を持つこと自体が悪いわけでは、もちろんないのだけれど、そう呼ばれる人のもとで学ぶときも、自分は(自分の、魂の)探求者(seeker)であるべきだし、そうあり続けるべきです(スピリチュアルなことに興味がある、ということを大前提とすれば)。
偉大なマスターは、自分自身が探求者であることを決して忘れておらず、日々修練しているので、その姿から、生徒達も探求者でい続ける姿勢を学びます。
でもその探究心を忘れて、師に言われたことを実践していれば幸せになれる、
あるいは(いいエネルギーを持つとされる)特定の物を購入すれば成功できる、
といったようなことを信じ始めてしまうと、間違った方向へ進みやすくなります。
さらに、本来は自分が探求者でい続けることをサポートしてくれるはずの師に、逆に探究心を忘れさせられてしまったりするようだと、気づかない間にマインドコントロールされてしまう可能性も⚠️
決してそうならないように、気を付けなければいけません。
自分だけでは心許ない-
自分のことが信じられない-
(だから)誰かに導いて欲しい-
そんな想いを強く抱えていると、指導者に依存する可能性が高くなり、更には「自分の人生の舵取りを、自分より優れた誰かに任せたい!」なんて考えているとしたら、その考えは早急に改めた方がいいです。
ネルソン・マンデラ氏のお気に入りの詩にあるように、
You are the captain of your soul(自分の魂のキャプテンは自分)
なのですから✨(因みにこの詩が登場する、モーガン・フリーマンやマット・デイモンが出演している、映画『インビクタス/負けざる者たち』お薦めです。)
どうしたら自分で舵を取れるようになるか
じゃ、どうしたら怖がらずに自分の人生の舵取りをできるようになるかというと、やはりある程度の自信が必要になってきます。
そしてわたしが、自信を持てるのはどういうときかなと考えたら、経験値の高い事柄について話すとき- I believe (~だと信じてる)ではなくて、I know (経験から~だと知ってる)と言えるとき、でした。
自分の経験に基づいた話をするときは、それが正しいかどうかの判断の必要がなく、少なくとも自分の話として、自信を持って話すことができます。
今の時代にインターネットやマスメディアで目にする情報を、むやみに信じる人は少ないと思いますが、真実っぽく語られても実はそうではない、という情報に関しては、その真偽を見極めることが、わたしたちにとって日に日に難しくなってきています。
ひょっとするとそのせいもあって、自分が信頼している人から聞く話は、そのまま信じたくなってしまう人が増えているのかもしれませんが、ただただ「そうなんだ!」と受け取ってしまうのではなく、「そういうこともあるんだね」くらいの受け止め方が適当かもしれません。
そしてそんな風に見聞きした情報は-もちろん「そんなこともあるんだね」情報として置いておいても構いませんが、気になることは-自らの経験を通して確認してみませんか?
そうすると聞いた情報の裏がとれる場合もあるし、とれずに、自分には(聞いた話のようには)働かない・作用しない、とわかる場合もあります。また同じことを繰り返し試したとき、同じ結果になることもあれば、違う結果になることもある、ということも経験する筈です。
そんな風に自分で試してみる/実践してみると、裏付けられたことだけでなく、確認できなかったことも含めてすべてが、自分の経験になっていきます。
そして、経験や学びを通して得られた理解と情報や能力は『知識』と呼ばれ、そんな風に知識を獲得しながら人生経験を積んで身に付く判断力や良識が『知恵』と呼ばれます。
だからどんなこともまず、自分で経験しようとしてみてください✨
自分の肉体と感覚を駆使して得た経験は、自分の中に残ります。例えそれが自分にしか通用しないようなアイデアだったとしても、理屈で説明し得ないそれが、自信につながることは多いです。

怖がり過ぎることなく、人生の舵を取れるようになるためには、日頃から「自分の選択」を繰り返し、経験を積んで、自信をつけていくしかないように思います。一つ一つの選択に「自分」を映し出し、日々の生活でそれを実践することが、本来の自分を生きる、ということに繋がっていきます。
経験談は「普遍的な事実」ではないということ
これまで書いてきたこと(自分で経験することの推奨)と矛盾するようですが-
スピリチュアルな(精神)世界では、経験は自分にとってたしかなこととなり、重きが置かれることになりますが、自分の経験が誰にでも通用する(自然科学のような)普遍的な事実として勘違いしないようにすることも大切です。
だからそれを押し付けることも、誰かから押し付けられることも避けなければいけないと思うし、自分には通用しないと思ったアイデアは手放し、別なものを試す勇気も必要です⭐️
ここで話が逸れますが-上記のように話がパラドックスな様を呈してくると、最近わたしは I’m on the right path だなという実感がわいてきます✨
人間ていうのはそもそも矛盾を内在している(例えば、一人でいるときは誰かにそばにいて欲しいと願い、人々の中にいるときには一人になりたいと願ったりする)生き物なのだから、精神世界の話をする以上、どこかしら矛盾が生じる話の方が腑に落ちるし、誰にとっても正しい、絶対的な正解というのは存在しない、ということを再確認できます✨
「自分の選択」を繰り返して、経験を積んで
失敗を恐れて、自分で意思決定や取捨選択をせずに人任せにしていては、いつまでも「本来の自分」を生きることは難しいと思います。(「本来の自分」を知るための手がかりを掴むヒントを知りたい方は、ブログ記事「自分らしくいるために必要なことって何?」をご一読ください☝️)
わたしはヒーリングリーディングのお客様から、(リーディング結果やわたしの意見を参考にしながら)〜を体感して自分を大切にします!とか、(自分の)経験からつかんでいきたいです、と聞くととても嬉しいし、安心します。
勇敢に日々を楽しみながら、自分の魂の探求者として、これからもスピリチュアルな経験を積んでいってください✨
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スピリチュアルジャーニーは楽しいけれど、楽とは言えません。だからヒーリングリーディングでは、自分らしく生きたい、自分らしい選択をしたい、と望みながらも悩んでいる方を応援します。カードリーディング未経験の方もぜひご検討ください。ご質問はお気軽にお問い合わせフォームよりお寄せください⭐️
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