Healing Readings with Nalikolehua

今日は、「許す」ということについて。

以前も、自分を許すということと、誰かを許すということについて、それぞれ記事を書きました。ただ今日は、誰かを許す必要がある、また誰を許せばいいのか、気づいていなかったケースについてです。

もし既にその存在に気づいている、誰かへの怒りや憎悪、また罪悪感が自分の中にあるのなら、ぜひ下記の記事も併せてお読みくださいね。

『心の傷と許し』：どうしても許せない相手がいるあなたの心は、傷ついています。その傷にまず寄り添うところからしませんか？
『罪悪感と魂の目的』：罪悪感を感じやすいことには理由があります。罪悪感を手放すアファメーションを紹介しているので、是非利用して手放しましょう。

自由に自分らしく生きるために

ヒーリングリーディングでは「自由に、自分らしく生きたい」人を応援しています。

それは取りも直さず、わたしがそう生きたいからー

インディゴチャイルドであるわたしにとって、自由であるということは生命線の一つ。そして自由に生きるとは、心の中に、足かせとなるようなモノを置かないこと。心に、引きずるような想いを見つけたら、なるべく速やかに手放すこと。

だからかれこれ十数年、積極的に心を軽く保つことに取りくんできて、まだ手放すべきものが自分の中に、潜んでいるとは思っていませんでした。

でも、しっかりとありました。

罪悪感と並んで心を重くする代表格である、自己嫌悪や自己非難－自分の中にあるとは気づいていなかったこれらに気づき、それを手放すまでの体験談を、今日はシェアします。

「気にする」ことを、日頃から選ぶ

近年は我ながら、自分の気を払うに値しないことを見極めるのが早くなったと思います（日本語の「気」というのは深い意味を持った字。気とは何かー考えてみるのもお薦めです）。

気にかかったことがあったら、すぐに、もっと自分のエネルギーを注ぎたいのか、注ぎたくないのか、心に問いかけ、注ぎたくない場合は忘れます（注ぎたくないけど忘れては困る場合は、自分にできることを考え、できることはした上で忘れます）。だから心がとても重たくなることは、かなり稀。

心を重くするものは、出口が見つけられなくて、そこに巣食ってしまうもの。

よって何かが気になる都度、それに向き合い、受け皿なり、はけ口なりを用意してあげるということに丁寧に取り組んでいると、心に重しを抱えずにすみます。

インドに住み始めて１４年。これまでに４、５回引越しをしました。でも荷造り、荷解きがとても苦手でした。だからそれを克服すべく、日頃から、次の引越しの時の荷造りを意識して、収納するものや収納方法を決めて実践して、引越しの苦手度をグンと下げることに成功。

直近の引越し時には、引越し準備によるゴミが出ず、自分の持ち物すべてを把握してる、とちょっと得意になっていました。

見ると、心が重苦しくなるモノを発見

でも、それは渡印した時に日本に置きっ放しにしたものを含んでおらず－

帰国時には、親宅で自分の荷物になるべく目を通しているのですが、帰国時間はいつも有限💧

それでも目にしたものは、端から見極めて整理に励みました。親もいい歳。無料で自分の荷物を預けられる場所がいつまでも存在する訳でもなく。有料スペースに移動する場合にも、自分はこのモノを取っておくかどうか、問いかけながら整理していました。

そんな風に、昔の持ち物を整理していた時のこと。

ミッキーマウスが付いたコルクボードや置物、オルゴールなどが出て来たら、突然心に重苦しさを感じました。

あぁ、あったね、、まだ苦く感じる思い出が、、という感じ。でもその思い出が苦い理由はわかっています。子どもの頃、自分はミッキーマウスが自分の好きなキャラクターだと嘘をついたこと－

ただ、その思い出の重さが、思いの外、ズーンと深くのしかかってきて少し困惑しました。

－どうしてだろう？何十年も経った今、ミッキーグッズを見て、そんな苦い思い出の中の、具体的に一体「何が」自分の気持ちを沈めているんだろう・・

本当に好きだったのは、サンリオのキキララ🌟のシリーズや、メロディちゃん。でもわたしは三姉妹の末っ子で、小学生なりに、大人の階段を上らなければいけないプレッシャーを勝手に感じて、何が好きか聞かれると、ミッキーマウスと答え始めました。スヌーピーが大好きだった二番目の姉の影響は大きく、またサンリオのキャラクターが見下されていた感もあり、背伸びの選択でした。

ーでも、そのことで姉を責める気持ちは残っておらず。

当時、その嘘を貫き通すことが本当に嫌でした。父は海外出張のお土産に、母や姉も誕生日と言えばミッキーグッズをくれました。今なら、自分が好きといったキャラクターものを選んでくれたことに感謝して・・と思うけれど、子どもの頃は単に喜んだふりをしなければいけないことが辛く。

ーでもやっぱり、その「ふり」を見破ってくれなかった、と人を責めている・・訳でもなさそう。

心に向き合う時間をとる

という具合に、問題の糸口が見えなかったので、じゃぁ、とりあえず、最近「壊れたり、古くなったりしても捨てづらいものはスケッチをして捨てる」ことがお気に入りなので、まずスケッチしてみることにしました。

スケッチするということは、細部までよくよく見ることで、持っていたミッキーの置物を隅から隅まで眺め、色付けが手塗りであることに気づいたりしました。オルゴールのミッキーも同様に、色付けは手塗り。ウォルトディズニー製品すごい！と、複雑な気持ちを感じながらも、どちらもとてもかわいく、質のいいもので、感心しました。

そして置物ミッキーを描き始めたら、自然と自分の心に向き合う時間に🍃

それから程なくして、重りの正体がわかりました。

わかってしまうと、単純なのですが、インナーチャイルド（幼い頃のわたし）が未だに拗ねていたのです。

どうして好きなものを好きと言わなかったのか、と。
素直に言っていれば、好きな人たちを騙さなくてすんだのに！！と。

わたしはきちんと小さな自分に、この嘘をついたことに対して、謝ったことがありませんでした。だから「ごめんね。」とちゃんと謝って、最近はもう素直に生きているから、と彼女が納得するまで話をしました。

インナーチャイルドは、自分自身。

つまり幼い自分が、大人になっても自分に腹を立てたまま、というのは自己嫌悪や自己非難に他ならないのです。だから（子どもの自分と、大人の自分の）二人を仲直りさせることが、自分の過ちを認め、その行為を許すこと。

（自分の心の中に潜む、インナーチャイルドについて、少し詳しく説明している記事はこちら：『あなたにとって《子どもカード》の持つ意味とは』）

許しを経て、癒しの効果は－

重りが古ければ古い程、その正体が判明した後でも、重量が減るのには時間がかかります。

認めたから、許したから、はい、おしまい！という訳にはいかず。

ただ、重りが浮上し始めたことは、たしかでした。

ミッキーは、結局、スケッチ（線画）ではなく、最近気に入っている絵の具を使っての、水彩画にしました。ゆっくり時間をかけて、どうにか立体に見えるかな？というところまで描けたと思うので、おしまいに。

そしていつものように、絵を見てもらおうと、一番上の姉に見せたら、これ（ミッキーの置物）はわたしからのお土産じゃない？ディズニーランドに行ったときの。結構、自分でもたたずまいが気に入っていたの、との返事。

誰から貰ったかは覚えてなかったので、そうだったんだぁ！と、そこから話が弾みました。

わたしが捨てる前提で絵を描くことを知っている姉は、これも捨てていいよー笑、と気持ちよく言ってくれましたが、何だか良い思い出の品として、既に変わってきたことを感じたので、今は取っておくことにしました✨

It’s never too late. 過去が変わるー

この体験から、過去のことも自分の世界では、ちゃんと書き換えられるんだ、と実感しました。

また気にすることを日頃から選び、少なくともその存在に気づけた「小さな重り」をすみやかに都度、手放していくことで、気づかずに巣食ってたものを発見できるようになることも。

きっと底辺に堆積したへどろを取り除くには、まず表層をきれいにしていかないといけない、といったことでしょう。

何かを見て心が重くなるときは、誰かを、または自分を、知らずに責めているかも知れません。

心を自由にしたくない、という人はいないと思います。

心を軽く、自由にするために、まだ気づいていない課題があることを念頭に置きつつ、気づいたことには積極的に取りくんでいきましょう✨

心を重くしているのが、自分であっても、自分ではない誰かであっても。

糸口が見えないときもくじけず、自分なりの方法で、静かに心に向きあえる時間をつくってみてくださいね✨

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