今日はかれこれ十年以上前に、ヒプノセラピー(催眠療法)中に体験した、あるエピソードを紹介しようと思います。
辛いことや苦しいこと、悩みがあっても、誰にでも相談できる訳ではないですよね。話す相手を選ぶのはもちろんですが、話せる相手がいたとしても、話すことで、自分の心の闇に相手を引きずりこんでしまうかもしれない—と思うと躊躇してしまう、ということ、あると思います。あと自分の悩みがうまく整理できず、どう相談すればいいか、どこを目指せばいいのかもわからないと言う場合もあります。
ヒーリングリーディングのお客様の中にも、わたしを自分の感情の捌け口にしてはいけない、自分の抱える闇に引きずり込んではいけない、とわたしに気を遣ってくださる方がいらっしゃいます。
でもこのブログ記事を通して、ヒーリングリーディングをご利用いただくときには、心に闇を抱えつつも、どこかに出口を求めているのであれば、わたしに気兼ねすることなく、まずは今抱えているものをただ吐き出すだけでいい、ということ、その次のステップは一緒に考えればいいということをご理解いただければいいな、と願って書きます。
ハイヤーセルフが連れ行ってくれた場所
それはたしか、過去世を二回、今世の過去を一回体験した後の、四回目のヒプノセラピーのセッションのときでした。催眠療法士の方からの提案で、今回はハイヤーセルフに、(肉体を持った)過去ではなく、今世に生まれてくる直前とか、過去世で生まれ変わる時とか、そういう『魂の状態のままでの経験』を体験できる場所に連れて行ってもらいましょう、と、何かそんな感じの、ハイヤーセルフにお任せコース!みたいなセッションを受けることになりました。
(ちなみに催眠中は、催眠にかかって別次元を体験しつつも、意識の半分は、現実にとどまって、催眠中の自分を驚きながらも冷静に観察し続けていて、パラレルワールドみたいな経験というか、頭の中で自分主演の映画を鑑賞しているみたいというか、不思議な感じです。)

そしてそのセッション中、いくつかの場所を訪れたのですが、たしか、今のわたしに必要な経験をさせてください、というような抽象的なお願いをした後、わたしはハイヤーセルフに、地下に作られた、道場のような場所に連れて行かれました。
そこは薄暗くて天井も低く、檻こそないけれど、地下牢を匂わせるような場所でした。というのも、そこには直径1.5メートルはあるかと思われる、巨大な黒いシャボン玉(*1)が、見渡す限り整然と並んでいたからです。その、もやもやとした泡の玉は、中がまるで黒煙で満ちているようでした。そんな泡と泡の狭間を、ハイヤーセルフは歩き始め、わたしについてくるようにと指示しました。
言われた通り、ハイヤーセルフの後を追って歩き始めると、一つ一つの泡には、目を瞑って座禅をしている人が入っていて、黒煙の正体が、各人の体からもくもくと立ち昇っている想念や重い感情(憎悪や怒り)だとわかりました。更によく覗き込んでみると、座っている人達は皆顔を歪めて、苦しそうな表情をしているのが見えました。
(催眠中は催眠療法士の人から、今どこにいて何が見えるかなどを聞かれて、こういった情景を相手にわかるように描写します。その説明の後には、今どんな気持ちか、など感情面を聞かれます。)
その場所は、地下牢のような場所だったのに、わたしは不思議と怖くありませんでした。早くその場所から離れたいとも思いませんでした。ただ泡の中で座禅をしている人達を観察していると、何か自分にできることはないかと手を差し伸べたくなる、と答えていました。
(セッション後に催眠療法士の方からは、わたしが訪れた場所はいわゆる地獄だろうと言われました。)
ハイヤーセルフがわたしに伝えたかったこと
ハイヤーセルフからわたしをあの場所へ連れて行った理由を聞いたのは、ハイヤーセルフに会った場所に戻ってきてからでした。
彼らを助けたいと願うなら、
あなたは彼らの想念に引きずられることなく、
彼らに近づき、手を差し伸べることができる。
そんな要旨のメッセージでした。
その後、大人になってから高校時代の友人Aと話していたときに、共通の友達二人が友人Aには(平たく言えば)楽しい出来事だけをシェアし、わたしには悩みや苦労話だけをシェアしていたことがわかったことを思い出したりして、なるほどと思いました。
ただあのときのメッセージを言葉だけで伝えられていたら、それがどのくらい当時のわたしに浸透したかはわかりません。エネルギーに繊細な人間に、ただ「怖くないから、大丈夫!」と言ったところでそこに説得力はありません。なぜならそれはとても個人的なものだからです。催眠中の出来事(*2)とは言え、「自分の体が緊張しなかった」ことを経験して知ったことで、後々ヒーリングリーディングを立ち上げるときにも不安は生まれませんでした。
魂の使命遂行に必要な資質は、皆生まれつき持っている
魂の使命遂行に必要な資質は、生まれながらにその人に備わっている-そう言われているし、わたしもそう思います。わたしの場合も、魂の使命を果たすために必要だからこそ、「相手のネガティブな想いに引きずられることなく、その人の力になることができる」という資質が与えられたと理解しています。
ナリコレフアというハワイアンネームを授かったときにも、クム(師)から自分のアウマクア(ハワイに伝わる多神教における、祖先の霊)はホヌ(ウミガメ)だから、亀の甲羅がシールド(保護)の象徴である通り、あなたは護られている人だと言われました。
そういう訳で、今回のブログ記事を読んでいただけた方には、ヒーリングリーディングをご利用いただく時には、わたしを自分の感情の捌け口にしてはいけないとか、自分の抱える闇に引きずり込んではいけないなどと思う必要はない、とお伝えしている理由、ご理解いただけたものと思います。
最後に、催眠療法に因んで、過去世からの影響についての一例(パストライフオラクルカードからの一枚:共同生活)を紹介すると—
過去世(特に最近の過去世)において、修道会や部族等に属し、共同生活を送った経験をしている魂は、奉仕労働をすれば、衣食住など基本的に必要なものは、属するグループより提供されることに慣れているため、現代の社会生活において、一生懸命働いているのに「自分はサポートされていない」と感じることもあります。
でもすべての魂は例外なく目的を持っていて、それを成し遂げるための資質は誰もに与えられ、サポートされています。ですからサポートされている気がしない場合は、まず自分の資質をちゃんと把握できているか、確認してみてください。自分の得意なことや不得手なこと、勘違いをしてはいないでしょうか。
やりたい仕事に就けていなくても、自分のハートの想いに沿った取り組み方はできているでしょうか。自分の資質を生かす方法、工夫して見つけてみてください✨
注釈:
*1 あのときの黒い球体は、ハリー・ポッターの続編映画、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に出てくる、ニュートが魔法の泡で包んだ(スーダンの女の子・オブスキュリアルの)オブスキュラス(体を蝕む程強力な闇の魔力)、まさにそのものの見た目でした。
*2 催眠が療法になるのは、擬似体験のためだと思います。ご興味のある方は、突然経験した過去世退行のことを書いた、『感情を感じきり、受け止めることの大切さ~過去世からのメッセージ』もご参照ください✨。
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一度のリーディングだけで、ずっと悩んでいたことが晴れたり、大きな人生の転換を迎えたりすることがあります。悩みを抱えている方はお気軽にご相談ください。
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先月末、ようやく映画を観に行きました。コロナ騒動始まって以来、初めての楽しみのための外出。どうしても観たかったTENET。めちゃくちゃ楽しめました!(何度も一時停止したくなりましたが・・)ムンバイでは通常、リリース後3−4週間位しか観られませんが、TENETはまだ上映していてラッキーでした。観客席には私たちを含めて、たったの5人。空いていて安心でしたが映画ファンとして複雑です。NetflixとかAmazon Primeとか色々鑑賞方法は増えましたが、やっぱり大画面と大迫力の音響設備で映画は観たいです。